My HOME-29-

2015年11月08日13:46  My HOME/スキビ!《完結》

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My HOME-29-


玄関先で無事にお互いの想いを結びつけられた二人は、予定通りそのままデートに行くことになった。

キョーコが居候を始めてから約一ヶ月。密やかな想いが漸く結ばれ、晴れて恋人同士となった二人の初デートに浮かれ気味の蓮と、照れているキョーコ。

移動のために用意されていた車も、いつもの蓮の愛車ではなく、シルバーのスポーツカーだった。
助手席のドアを開いてくれた蓮に手を預けて、促されるままキョーコは乗り込んだ。
キョーコの乗り込んだのを確認してドアを閉めた蓮も、運転席側からいそいそと乗り込む。

車が違うと流れる景色も違って見える気がするから不思議だ。
車を走らせる蓮の横顔をこっそりと盗み見てはドキドキと心臓を高鳴らせるキョーコは、蓮が浮かれながら話している言葉を全く聞いちゃいない。

ーーー敦賀さんとデートだなんて夢みたい…。

自分と蓮が恋人同士になる日が来るなんて思ってもみなかった。
夢のまた夢…いや、夢でもおこがましいと思っていたほどだ。

ーーーしかも、敦賀さんがあのコーンだったなんて…本当に、出来すぎじゃないかしら?

今までの自分の身に起きた過去を振り返っても、こんなことが起こるとは全く想像もしてなかった。大どんでん返しを喰らった気分だ。

ーーー良いのかな?こんなに…幸せで…。

ホワホワと心が温かくなる。
大好きなコーンが、大好きで尊敬する蓮で、しかもその蓮が、キョーコの大好きな父を持つ久遠なのだ。

不思議な巡り合わせと偶然だったの一言では片付けられない奇跡にキョーコは心から感謝した。

ーーー今ならアイツのことも許せる気がする…。

自分を利用するだけ利用して、ゴミのようにあっさりと捨てた幼馴染に少しだけ意識を飛ばして、蓮と自分が出会う為に必要な出来事だったのだと今なら思える。

ーーー思えば、アイツにあんな酷い捨てられ方しなければ、芸能界に入ろうなんてきっと思いつきもしなかったわよね。

それより以前に、尚がキョーコを連れて上京しなければ…

ーーーきっとコーンと再会することも出来なかった…。

そう思って、頬をほんのり赤らめて再びそろりと蓮の横顔を盗み見れば、何故かムスッと拗ねた蓮がいて…その身体から静かな怒りの波動が発せられており、キョーコの怨キョレーダーが久しぶりに反応し始めた。

ーーーハッ?!私っ!今…っ!

思考の内側に入り込むと周りの声や音が聞こえなくなる自分の悪い癖を思い出したキョーコは、慌てて意識を車の中に戻した。

「あ、あのっ…」

「………」

おどおどと蓮の機嫌を伺うように声をかけたキョーコに、チラリと一瞬だけ視線を向けた蓮は、そのまま何も答えずに眉間にシワを寄せ機嫌の悪さをそのままに、前を見つめて運転に集中している。

「も、申し訳ございません…私っ!」

「…何、考えてたの?」

ムスッとしたままの口から蓮が問いかけて、キョーコは慌てて答えた。

「あ、あのですね!敦賀さんがコーンで付き合うことになるなんて夢みたいだな〜って、こんな偶然あるのかな?なんて思ってて…」

キョーコの言葉に蓮の機嫌が少しだけ回復したのも束の間。
素直なキョーコは言わなくて良かったことまで全てを話してしまう。

「こんなに幸せでいいのかな?って思ってたところで、アイツの行いも今なら許せるかもって…」

蓮の眉がピクリと反応する。

「アイツとのことも色々思い出して、それが全部あったからこんな風に…敦賀さん、と……ヒッ!」

蓮の空気が闇の国の蓮さんになっていて、キョーコは真っ青になった。

「君は…」

運転席の男から金髪のキラキラしたその姿に似つかわしくないオドロオドロシイ地を這うような低い声が漏れ聞こえる。

「俺と一緒にいるのに、ずっとアイツのことを考えてたんだね…?」

脅すような声の癖に顔はキラキラと突き刺さる似非紳士スマイル。
機嫌の悪い時ほど蓮の似非紳士笑顔が深まることを知っているキョーコは蓮の最上級の似非紳士笑顔を前に…

「ヒィ〜!!ご、誤解ですぅ!!ごめんなさぁぁぁぁい!!」

蓮の悪くなった機嫌を回復させるため、半泣きになりながらも無実を訴えたのだった。



「ーーーですからして!!断じてっ!!あんな奴のことを考えてたのではなく!!敦賀さんとの運命の再会を果たす為にはアイツの所業はなくてはならなかったのだと!!なので言わば、踏み台として、アイツは私の為に活躍してくれたわけです!!」

キョーコが鼻息荒く全力で蓮との出逢いと運命について熱く語るのを聞きながら、蓮はにやけそうになる顔を必死で抑え無表情を保っていた。

漸く目的地に着いた蓮はひたすら弁解を続けるキョーコの言葉を無言で聞きながら車をバックで留めると、シートベルトを外して、そのままずいっと身を乗り出し、キョーコの顔を固定した。

「もう、わかったから…君は俺のことだけ考えてーー」

そう言いながらゆっくりと近付く秀麗な顔にキョーコは金縛りに遭ったかの様に固まってしまった。

目を見開いたままのキョーコの唇に吐息が掛かり、間も無くその唇が重なるかに思えたちょうどその時ーーー

「ぁ…」

ーーブブブッブブブッ

キョーコの口から漏れた期待するかのような僅かな声に重なる様に、蓮の胸ポケットに入れた携帯電話が突然震えだした。

一瞬だけピクッと止まった蓮の動き。
その動きにキョーコもハッと意識を取り戻し、パッと顔を赤らめてアワアワとしながら手で口元を覆ってしまった。

ーーチッ

軽く舌打ちをしてしまったのもタイミングの悪さに悔しがる蓮の気持ちを考えると仕方がないだろう。

仕方なく体を再び運転席に戻すと、携帯電話を取り出して耳に当てる。

「……はい。俺ですが…。」

その間に、キョーコはシートベルトを外してさっさと車から降りてしまった。

「えぇ、あぁ…はい。わかりました。いえ、ありがとうございます。」

仕方なく蓮も車から降り、車にロックをかける。

「えぇ、それでは。明日10時に…はい。」

短い会話を終えて携帯を胸ポケットに仕舞う蓮の目の前では車体の反対側でキョーコの百面相が繰り広げられていた。

自分との出会いが運命だと車の中で熱弁してくれたキョーコを思い出し、愛しさがこみ上げて蓮の顔に笑顔が広がる。
ゆっくりとキョーコに近付いて、髪に触れた。

髪に触れられたことで百面相をピタリと止め、そろりと伺うように視線を上げたキョーコに向かって蓮はふわりと微笑むと、その可愛い額にキスを一つだけ落とした。
キョーコの頬がまた再びパァッと染まる。
それに気を良くして、蓮はキョーコの手を取った。

「電話、社さんから。明日は10時からになったって。」

「ソウ…デスカ」

「うん。じゃあ、行こうか。」

怨キョが干上がってしまうような蓮の甘い甘い微笑みに、キョーコの顔は益々真っ赤に染まってしまうのだった。




蓮がキョーコをエスコートして連れてきたのは、ハンバーグがジューシーで美味しいとスタッフが話していた店だ。
店内の照明も抑えられたオレンジ色で優しい雰囲気の隠れ家ような雰囲気のある素敵な店だった。


「わぁっ」

店内の雰囲気に感嘆の声がキョーコから漏れる。

予約名を告げると、店員から個室に通された。

個室には更に抑えられた照明にキャンドルが灯されており、また幻想的だ。

大好きなハンバーグのメニューを前にしてキョーコの目が輝く。
蓮はそんなキョーコの姿をいつまででも見ていたい気分になってしまいメニューに見向きもせず、ずっとキョーコを見ていた。
それに途中から気付いたキョーコはおずおずとしながらメニューを蓮に差し出した。

「あっ!すみません。独り占めしてしまって…えっと…敦賀さんはーーー」

「久遠。」

キョーコの言葉に被せるように、蓮は己の名前を口にした。

「…え?」

目をパチクリさせてキョーコが首を傾げると、蓮が極上に甘く低い声で囁く。

「二人っきりの時は久遠って呼んで?」

「ふぇ?!」

蓮の甘えたような声にキョーコはボンッと音がしそうなくらい一気に真っ赤になった。
オレンジ色の炎の光が淡くキョーコのそんな顔を浮かび上がらせており、蓮は目を細めてその姿を柔らかく見つめる。

「うっ…えっ…えっと…」

自分だけが知っている蓮の本名。
特別なその名前を口にすることが許されているのが自分だけだということに気づいて、更にその口元を見てしまって先ほどのキスを期待してしまっていた自分のことも思い出してしまい、キョーコは真っ赤な顔のまま音にならない声を出し口をハクハクさせてしまう。

そんなキョーコを見つめる蓮の眼差しは何処までも優しくて、キョーコは目線をうろうろと彷徨わせた。
暫くそんな時間が流れたが、敦賀さんと呼ぶことは折角変装をしているのにそれを台無しにしてしまうということにも思い当たり、漸くキョーコの中で決心が固まった。
深く深呼吸をして、ゴクリと唾を飲み込む。
そして小さくキョーコの口が開いた。

「コー…」

「く・お・ん」

コーンと呼ぼうとした音は直ぐさま蓮に一文字づつ丁寧に訂正される。

「う…く、くおん…さん」

尻窄みになりながらも、何とか音にして言えたキョーコはこれ以上ないくらい真っ赤だ。

「さんはいらないよ?コーンだと思ってた時はコーンって呼んでただろ?」

「だ、だって…」

「ね?」

いつになく強引な蓮に、キョーコは押し切られてしまった。

「……っ…、く、おん…?」

「うん。なぁに?」

答える蓮の声も表情もドロドロに甘い。

「く…久遠、は…どれにしますか?」

「キョーコはどれにするの?」

「私は…これにしようと思ってるんですけど、ソースで悩んでまして…。これとこれ、どっちも美味しそうで…」

「ん…。じゃあ俺がこっちのソースにするから、キョーコはこっちのソースで頼んだら?」

「え…?」

「半分こ、しよ?」

金髪の貴公子にニコッと無邪気に真正面から微笑まれては、真っ赤になったキョーコに拒むことなどできなかった。



運ばれてきた鉄板に乗せられたハンバーグに目をキラキラと輝かせるキョーコを眩しそうに眺めながら、二人で遅くなった夕食を楽しむ。
蓮は運転なので、二人揃ってソフトドリンクで乾杯をして、特別なディナーに舌鼓を打つ。
蓮に見られていることにドギマギしながらも、一口口に運ぶたびに、幸せそうな顔になるキョーコ。
そんなキョーコに少し悪戯をしたくなった蓮は、自分の分を一口サイズにしてフォークに載せると、キョーコに向かってそれを差し出した。

その仕草にキョトンとした視線を向けるキョーコ。
蓮は首をコテンと傾げて甘い顔と甘く低い声で、「はい、あーん。」と言った。
キョーコには意味が通じなかったのか、最初はぽかんとしていたが、時差があったかの様に少しの間を置いて今日何度目かと思えるほどのボンッという爆発音を響かせてまた赤くなった。

「や…そ、それは…あの…流石に…」

キョドキョドと周りを見回すキョーコ。
そんなキョーコに笑みを深めて、秘密の話をする様に囁く。

「個室だから誰も見てないよ?ほら。キョーコちゃん?」

「あぅ…」

困った様に眉を寄せるキョーコの唇にチョンとハンバーグを当てると、漸くキョーコがおずおずと口を開いた。
小さな口の中にハンバーグが収まるのを眺めながら蓮はまた密やかな声で尋ねる。

「おいしい?」

「はい。おい…ひい…デス」

蓮の問いにモグモグとしながら答えると、ごっきゅんとハンバーグを飲み込んだ。
そして赤い顔をキャンドルの所為にして、キョーコは己のハンバーグをフォークの先に乗せると、お返しとばかりに蓮に差し出した。

「あの…食べ…ますか?」

「ん…」

何の躊躇もなく大きな口があーんと開いてキョーコのハンバーグをパクリと攫っていく。

「ん…美味しいね?」

自分が差し出したものを物凄く幸せそうに食べる蓮の顔に、ドキドキと少しの感動を覚えてしまったキョーコは、「あの…もう一口…如何ですか?」と、ついつい差し出してしまったのだった。

いつの間にか食べさせあいっこになってしまったので何時もの倍くらいの時間をかけて食べ終えると、デザートが運ばれてきた。
デザートも少しずつ食べさせあって、幸せなディナーは終了した。


「このあとは…どうしますか?」

「んー。キョーコは明日撮影ないんだよね?」

「はい。明日は学校も休みなので、家のことしちゃおうと思います。」

「じゃ、もうちょっとデートしよう?付き合ってくれる?」

「はい。勿論です。」

ディナーでまた少しだけ縮まった二人の距離。

車で少しだけ移動して、たどり着いたのはイルミネーションで話題になってるスポットだった。

「わぁ!素敵!久遠見てみて!!」

はしゃぐキョーコが蓮の手を取り駆け出す。

「うん。凄いね。」

「わっ!ここから色が変わってますね!」

「本当だ…ここからはピンクだね。」

二人でLED電球が散りばめられた光のトンネルを手をつないでゆっくり歩く。
トンネルを抜けた先には通るための道の周りに光る花畑の様に一面にキラキラと輝くイルミネーションがあった。

「わあ〜」

その景色に思わず目を奪われ暫し立ち止まる。
メルヘンの世界に今にも飛び立ちそうなキョーコをリードして蓮も光の間の道を進んだのだった。


自動販売機で暖かいコーヒーとココアを買った蓮はキョーコと一緒に歩いてきたところが一望できる公園のベンチに腰掛けて二人で眺めていた。
吐息が白いのも忘れてしまうくらいキラキラと輝く光の中で、キョーコがそっと蓮に体を預けてきた。
蓮もそれを受け止めて、手で肩を抱く。

「素敵ですね。」

「…うん。」

「敦賀さんとこんな景色を見れるなんて夢みたいです。」

「久遠だろ?」

「ふふ…そうでした。久遠と、こんな風にしていられるなんて夢みたい。」

優しい時間が流れているのを感じながら、蓮は少し迷って、キョーコにずっと気になっていたことを問いかけた。

「………聞かないんだね?」

「何をですか?」

蓮の突然の問いかけの意味がわからず、キョーコは蓮を見上げた。

「俺が、何故自分の過去を隠していたのか…過去に何があったのか…」

蓮はずっと気になっていたのだ。いつ聞かれるだろうと思っていたが、キョーコは全くその話題に触れてこない。
キョーコはあぁ…と小さく呟いて、少し考えながら口を開いた。

「敦賀さんが…久遠が、話したくなった時でいいです。その時が来たらいつでも聞きます。」

「…でも俺が黙ってた理由がとんでもない罪を犯してしまってたからだったとしたら?キョーコに嫌われたくなくて話せないんだとしたら?」

「貴方が過去にどんなことをしていたとしても、それがあったから、私は貴方に再び会うことが出来たんじゃないですか?」

キョーコの言葉に蓮は目を見開く。

「私は敦賀さんを…久遠を信じてます。過去にどんなことがあったとしても、私が貴方を嫌いになったりすることはありません。だって私は貴方に出会う運命だったんですから。苦しい過去も、苦い思い出も、全部が今の貴方を作ったものなら、私はそんな貴方を嫌いになったりできるはずがありません。」

キョーコの言葉はどこまでも真っ直ぐで蓮の心に突き刺さった。知らぬ間に蓮の頬に涙が伝った。

「最上さん…キョーコ。ありがとう。」

堪らず、蓮はキョーコを抱き締める。

「わっ!は、恥ずかしいです。みんな見て…」

「見てないよ。誰も。みんなこの景色に夢中だよ。」

蓮はキョーコを抱き締める腕に更に力を込めた。
腕の中の存在に愛しさが溢れる。

「キョーコ…キョーコ…愛してる!」

「久遠…?」

蓮の腕の中で、震える蓮の体に気付いたキョーコはそっと蓮を見上げた。

すると、涙を流している蓮に気づいてキョーコは驚いてしまった。

そっと蓮の濡れた頬に手を伸ばす。涙の跡を指で撫でると、蓮はキョーコに見られたことに気付き、バツが悪そうに視線をキョーコに向け、おデコをコツンと突き合わせた。

「ぃった…」

キョーコの痛むその額。責めるような蓮の目がおデコを付き合わせたままなので間近でキョーコの目を覗き込み、キョーコはドギマギしてしまった。

「見たお仕置き。」

言った後に、少しだけ口を尖らせて赤くなった蓮の顔。
その蓮の照れた顔を見たキョーコが目を見開き、そしてクスっと笑みをこぼした。
クスクス笑うキョーコに蓮が慌てる。

「あ、コラッ。」

「ふふふ。ふふふふ。」

蓮の涙を笑ったわけではない。赤くなった顔をみて何故だか凄く幸せな気持ちになってしまって気付いたら笑ってしまっていたのだ。

なかなか笑いが収まらないキョーコに焦れた蓮は、強行手段を取った。

「そんなに笑うキョーコには、お仕置きだ。」

そう言って笑みの形を作っていたキョーコの頬をムニッと摘む。
びっくりして目を見開いたキョーコは笑うのをやめてしまった。
絡み合った視線。
目をパチパチさせるキョーコの顔は両方の頬を引っ張られていることで、変な顔になっていた。

「ぷっ。はは…」

蓮が笑うと、キョーコもハッとして慌てて蓮の手から逃れると、真っ赤な顔でポカポカと蓮の胸を叩く。

「酷いです〜!!」

「ははっ。ごめんごめん。」

笑う蓮を残してキョーコは立ち上がった。

「もうっ!帰りましょう!!」

「え?もう?」

「そうですよ!明日も仕事なんですから。」

放っておいたらそのまま一人で帰ってしまいそうなキョーコの腕を掴んで慌てて引き止める。

「きゃっ。つ…久遠っ…?!」

ぐいっと腕を引かれて、座ったままの蓮にあっという間もなく唇を奪われた。

ちゅっと密やかな音を残して離れた唇。
見つめ合い強く絡まった二人の視線。

蓮の燃えるような熱い瞳に浮かされて、キョーコは蓮の首に腕を回すとそっと目を閉じた。
その動きに応じるように蓮は顔を傾け、キョーコの顔に己の顔を近付けながら身体を抱き寄せる。
再び重なった唇は甘く溶けて、時間の感覚を狂わせた。
一瞬にも永遠にも感じるそのキスを交わす二人は、イルミネーションの光の中に包まれてキラキラと祝福を受けているようで絵画ように美しく、訪れていたカップルたちの目を奪ったのだった。


(続く)

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漸くここまで来ました!!
次でラストの予定です。
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